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なんちゃってジャズマンのジャズ日記

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ザ・マン

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60年代ブルーノートの顔となるタレンタインがタイムに残したデヴュー作
タイムと言うレコード会社は、60年にニューヨークで
ボブ・シャッドが始めたばかりの新会社(4年ほど継続)。

なじみのマックス・ローチに始まり、彼の人脈からブッカー・リトル、
スタンリー・タレンタイン、ケニー・ドーハム、さらにソニー・クラーク他も録音した。

タレンタインはこのあと6月『ルック・アウト』録音を
皮切りにブルーノートと長い付き合いが始まる。
スタンリー・タレンタインはアール・ボスティクを経てマックス・ローチのコンボで頭角を現した
新鋭で、ブルース・フィーリングを実にクールな感覚で、表出する新保守派のホープ。

そうなるとピアノはやはり新感覚のヒップ&ファンキーのソニー・クラークか。
ワルツ・ナンバーの「シュリ」の曲想・演奏にそんな楽屋裏が透けて見える。

それにしても、ソニー・クラークは絶好調とはいえない様子だ。
もうひとりのピアノ、トミー・フラナガンを入れたセッションが録られたのはそれがためであろうか?

あるいはできるところまででいいからソニー・クラークを使いたかったというところか。

目(耳? )利きのボブ・シャッドもミュージシャンたちもソニー・クラークの真価を知っていたはずで
彼の起用にこだわりベニー・グリーン(トロンボーン)のセッションにも起用しリーダー作も作らせた。


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